the TOWER of IVORY

あなたたちの耳が長いのは、神の代わりに世界の声を聞くため

One Step Two Stepsを憂う(後篇)



 前篇が問題提起で、中篇が本論で、中篇で言いたいことはだいたい書ききったので後篇はぶっちゃけもう書くことがない…だったのですが、そうこうしてるうちにあっという間に中野ペンミの日が来て、한 발짝 두 발짝 JP ver.先行お披露目…のときが来てしまったんですね…もううちら"한 발짝 두 발짝"が"一歩二歩"になってしまった世界線に来てしまったんよ…
 というわけで、ペンミ含めての感想を書いて結論の後篇ということにしよう…と思います。読まれる前に、主旨として中篇だけでも目を通していただけるとうれしいです。↓


One Step Two Stepsを憂う(中篇)





 まず、中篇書いたときにですが、たぶん前篇含めて読んでくださったWMペン?の方がいらっしゃって
















 こいうツイートを残されていて、これは私なりに「WMマジックを信じろ…」と解釈し、かなり励まされました。"一歩二歩"が"한 발짝 두 발짝"の原曲のニュアンスを一から十まで踏襲したものになることはないと思っていたからです。


 これまでのおまごるのJP ver.の翻訳は、全て伊藤千恵さんというミュージシャン出身の作詞家の方が手がけられていて、翻訳の傾向としては前回の中篇で示したパターン①、「メロディのなかで日本語の韻律を逸脱することなく、意訳中心で進める」タイプでした。"一歩二歩"もそのパターンで日本語になった場合、原曲のニュアンスは少なからず減じてしまいます。

 この曲のサビのニュアンスが最大限伝わるには、한 발짝 두 발짝サビ部分に現れる歌詞、「一歩 한 발짝」「二歩 두 발짝」「三歩 세 발짝」、の3つの固有数詞語がなんらかの形で翻案される必要があります。この一歩・二歩・三歩の流れ、成り行きがあることで、サビ後半部分の「난 그대로 서 있을게 우리의 사랑이 빠르게 느껴지지 않게」がめちゃくちゃ刺さる仕組みです。







































引用元:https://ameblo.jp/0405ky/entry-12142125456.html





 のですが、この曲のサビ前半4小節の譜割り・旋律で「一歩」「二歩」「三歩」をハメようとすると、かなりしっくりこない感じになります。後半4小節はハメられそうです(「우리의」「 거리가 」「더 이상の所とか)。なので、話を出す順番変えて後半4小節に「一歩」「二歩」をぶっこむかあるいは「三歩」を後半にもってくるか、もういっそ「一歩」「二歩」って語彙は捨てて距離の話メインで展開したらいいんじゃとか、二人称きみなら頭で「네가」→「きみが」にできるし、二人称あなたなら「네가 한 발짝」→「今あなた」で踏める…とか考えても無駄なことをぐるぐる考えてアーーーーとか言ってたんですけど、転職やら家族のことやらわちゃわちゃしてるうちに気がついたらリアル"一歩二歩"を聴くとき、5月2日「OH MY GIRL JAPAN OFFICIAL FANCLUB 1st ファンミーティングツアー2019 ~PICNIC~」(長い)が来てしまったんですね…






 
 正味の話、「WMマジックはあります!」が半分、「ヨクシ…」が半分という感じでした…サビ普通に泣いたんだけど、それはほんとこの半々の気持ちでした。


 間違ってるかもしれないけど、私がとりあえず聴き取れたのはサビ後半のスンヒパートで

ここへ一歩二歩って来てほしい ずっと待っているから
 時を止めて2人離れないように(このへんあいまい)


 原曲と少し違って、前半と後半のサビのニュアンスが混じっている風になっていました。前半は完全には覚えてないんですが、「一歩」「二歩」は前半パートの頭にぎりぎり大丈夫な韻律でおさまってて、「三歩」目は前半パート最後にぶっこまれてたはずです。曲全体としても意訳に沿いながらも日本語の韻律は外れないよう、うまく収まるような言い回しが所々ちりばめられていたと思います。ただ、ジニョンの書いた原曲の精妙な筆致には及ばなかったかな…という気がしました。
 …なんですけど、もう한 발짝 두 발짝は曲が強すぎるので…おまごるの無二の歌唱力+この旋律で殴られたらそりゃ泣くわ、というのがWMマジックだったんよ…おしまい
 で、やっぱ原曲を聞きたいし本国コン絶対行こう!となりました




 最後に余談というかペンミ本体の感想ですがこんな楽しいならGW全部休みたかった…というくらい大満足でした。ヒョジョンの頭のっけシリーズ・ジェンガver.と、本をのっけて10歩歩くx2回が見れたのが思い出に残りました。あとミミの目の前だったんですが、ミミの目の前だとぴみじょのブリッジでスンヒが歩いてくる所でスンヒとめちゃくちゃ見つめあう時間があるという発見があり死んでしまいました…


カムバック楽しみ~韓国も行くねーと言ったらえー来れるかな…とミミに幼児扱いされた34歳でした、本当の本当におしまい!